下肢静脈瘤の治療費用

下肢静脈瘤の治療費用

下肢静脈瘤の発生部位や数によって治療費用は異なり、保険診療の範囲(血管内レーザー焼灼術(1470nmレーザー)、血管内高周波焼灼術、グルー治療等)と、自費診療(血管内レーザー焼灼術(1940nm・2000nmレーザー)、体外照射レーザー(ロングパルスYAGレーザー)等)で費用が異なります。治療の適応・方法・回数・費用・合併症の可能性は、診察と検査(超音波など)に基づき個別にご説明します。保険・自費の適用範囲や、公的負担割合は制度改定等で変わる場合があります。なお、下肢静脈瘤治療は、医療費控除の対象になり、民間の医療保険が利用できる場合もあります。治療費に関わる必要な情報を提示しましたのでご参考になさってください。

  • 保険診療:所定の保険点数に基づく自己負担(1〜3割)
  • 自費診療:機器・術式・範囲に応じた料金(事前見積)

※本ページの価格はすべて税込表示です(保険診療の金額は、自己負担3割の場合の目安です)

目次

初診料・検査(例)

項目 内容
初診料 5,520円
検査 診察・血管エコー検査・血液検査

血管内焼灼術治療費用の目安

区分 片足 両足 内容
保険(1470nmレーザー・高周波) 例)52,000円
※症状により変動
例)98,000円
※症状により変動
手術料・再診料・硬化療法
自費(1940nm・2000nmレーザー) 例)275,000円 例)495,000円 手術料

※血液検査は手術が適応の場合のみになります。
※保険診療・自費診療に関わらず初診時の自己負担額は同じです。
※保険診療・自費診療の適用範囲や自己負担割合は制度改定等で変わる場合があります。
※保険(1470nm)・高周波の金額は健康保険3割負担時の目安です。
※自費(1940nm・2000nm)費用にはアフターケア費用を含みます。
※術後圧迫ストッキングは必要に応じてご購入いただきます。

血管内焼灼術治療における自費レーザー・保険レーザー/RF・グルー治療の違い

治療法ごとの特徴を、費用・通院回数・適応範囲・術後負担の観点から比較した一覧です。

比較項目 自費レーザー 保険レーザー/RF グルー(接着剤)治療
特徴的な利点 現在のレーザーで最高の水吸収率を有し、組織との反応が優れている。針穴が小さい。 費用負担を抑えやすい 広範囲の麻酔が不要で、弾性ストッキングによる圧迫が不要な場合がある
治療費負担 自費診療のため高くなる 保険診療のため軽減される 保険診療のため軽減される
麻酔・術中負担 手術時の痛みが非常に少なく、手術時間も短い 標準的な血管内治療 針を刺すことによる内出血や術後の違和感が抑えられる
複数血管への対応 処理が必要な血管が何か所であっても1回の治療で対応できる 複数の血管を処理する場合、1回の治療では対応できず、別日に再治療が必要になることがある 複数の血管を処理する場合、1回の治療では対応できず、別日に再治療が必要になることがある
硬化療法の実施時期 必要な場合はレーザー治療同日に実施できる 同時にはできず、手術後3週間以降に改めて治療が必要 同時にはできず、手術後3週間以降に改めて治療が必要
通院日数 少ない 多くなる 多くなる
ストッキング着用 1週間〜 2か月〜 不要な場合がある
※必要な場合もあります
重症例への対応 ガイドラインで「レーザー適応外」とされている重症例にも対応できる 重症例には対応しにくい 中等症以上には適応にならない
(比較的軽症症例に限る)
初診当日の治療 可能(要予約) 実施していない 原則として実施していない前提でご案内
注意点 自費診療となる 通院のたびに治療費が加算される アレルギー症状が発生することがある
目安※最も多いパターンの、片脚に静脈瘤が1ヶ所の場合 実診療日数:2日〜
総治療費用:約277,420円
実診療日数:6日〜
総治療費用:約101,400円(3割負担)
実診療日数:6日〜
総治療費用:約113,900円(3割負担)

※当院の自費レーザーは、1940nmと2000nmのレーザーを使用しています。1940nmレーザーは柔軟なファイバー構造により蛇行した血管や分枝部への照射に優れ、2000nmレーザーは水吸収率が高く組織反応に優れるため最小出力で高い治療効果が得られます。身体へのダメージが最小であるにもかかわらず、血管収縮効果が高く、再発率も低いと考えられます。

具体的な医療費例(目安)

片脚に静脈瘤が1ヶ所の場合(※最も多いパターン)

来院数 術後経過回数 治療内容 自費レーザー
料金
保険レーザー/RF
料金
グルー治療
料金
手術 275,000円 約52,000円 約64,500円
術後7日目 診察 約2,200円 約2,200円
術後1ヶ月目 硬化療法 約15,000円 約15,000円
術後3ヶ月目 硬化療法 約15,000円 約15,000円
術後6ヶ月目 診察(硬化療法) 2,420円 約15,000円 約15,000円
術後1年目 診察 約2,200円 約2,200円

② 両足に静脈瘤が各1ヶ所(計2ヶ所)の場合

来院数 術後経過回数 治療内容 自費レーザー
料金
保険レーザー/RF
料金
グルー治療
料金
手術 495,000円 約98,000円 約123,000円
術後7日目 診察 約2,200円 約2,200円
術後1ヶ月目 硬化療法 約20,000円 約20,000円
術後3ヶ月目 硬化療法 約20,000円 約20,000円
術後6ヶ月目 診察(硬化療法) 2,420円 約20,000円 約20,000円
術後1年目 診察 約2,200円 約2,200円

③ 片足に静脈瘤が2ヶ所ある場合

来院数 術後経過回数 治療内容 自費レーザー
料金
保険レーザー/RF
料金
グルー治療
料金
手術1回目 275,000円 約52,000円 約64,500円
術後7日目 診察 約2,200円 約2,200円
1回目手術から7カ月後 手術2回目 約52,000円 約64,500円
術後7日目 診察 約2,200円 約2,200円
2回目手術から1カ月後 硬化療法 約15,000円 約15,000円
術後3カ月目 硬化療法 約15,000円 約15,000円
術後6カ月目 硬化療法 2,420円 約15,000円 約15,000円
術後1年目 診察 約2,200円 約2,200円

④ 両足に静脈瘤が3ヶ所ある場合

来院数 術後経過回数 治療内容 自費レーザー
料金
保険レーザー/RF
料金
グルー治療
料金
手術1回目 495,000円 約98,000円 約123,000円
術後7日目 診察 約2,200円 約2,200円
1回目手術から7カ月後 手術2回目 約52,000円 約64,500円
術後7日目 診察 約2,200円 約2,200円
2回目手術から1カ月後 硬化療法 約20,000円 約20,000円
術後3カ月目 硬化療法 約20,000円 約20,000円
術後6カ月目 硬化療法 2,420円 約20,000円 約20,000円
術後1年目 診察 約2,200円 約2,200円

⑤ 両足に静脈瘤が各2ヶ所(計4ヶ所)ある場合

来院数 術後経過回数 治療内容 自費レーザー
料金
保険レーザー/RF
料金
グルー治療
料金
手術1回目 495,000円 約98,000円 約123,000円
術後6カ月目 診察 2,420円 約2,200円 約2,200円
1回目手術から7カ月後 手術2回目 約98,000円 約123,000円
術後7日目 診察 約2,200円 約2,200円
2回目手術から1カ月後 硬化療法 約20,000円 約20,000円
術後3カ月目 硬化療法 約20,000円 約20,000円
術後6カ月目 硬化療法 約20,000円 約20,000円
術後1年目 診察 約2,200円 約2,200円

⑥ 体外照射レーザー治療の場合

ロングパルスYAGレーザー
初診料9,890円
1箇所(10cm四方)11,000円
片脚全体110,000円
両脚全体220,000円

ご加入の生命保険・医療保険の手術給付金について

保険会社やプランによりますが、保険診療・自費診療のいずれでも対応可能な場合があります。ご加入の保険会社にお問い合わせください。なお、「手術給付金」の支払い可否の最終決定はご契約の生命保険会社が行います。当院では責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

対象となる治療 手術名※ Kコード(手術コード) 病名
自費レーザー・保険レーザー・高周波(RF) 下肢静脈瘤血管内焼灼術 K617-4 下肢静脈瘤
グルー治療 下肢静脈瘤血管内塞栓術 K617-6 下肢静脈瘤

※生命保険会社によって給付対象となる手術名が異なる場合があります。

医療費控除について

下肢静脈瘤レーザー治療費用は「医療費控除」の対象です。確定申告で申請することで、約2〜5万円の還付を受けられる場合があります(ご年収によります)。詳しくは税務署または税理士にご確認ください。

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監修医師

 監修医師  北青山D.CLINIC院長 
阿保 義久 (あぼ よしひさ)
経歴
所属学会