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再生医療(幹細胞治療)|治療の概要・流れ・費用・実績 【北青山D.CLINIC】(東京・表参道)

北青山D.CLINIC 再生医療 北青山D.CLINIC 再生医療
  • 2019年より提供開始
    治療件数
    2,212回
    (2019年4月~2025年12月/査読論文の対象期間)

再生医療(幹細胞治療)とは|自家脂肪由来間葉系幹細胞治療の流れ・費用・実績

再生医療とは、細胞の力で傷んだ組織の回復を目指す医療です。当院は自家脂肪由来の間葉系幹細胞を院内で培養し、2019年から15疾患に提供しています。

再生医療(細胞治療)とは、主として培養増殖した幹細胞を体内に戻すことにより、機能的・器質的に障害された臓器や組織の改善や修復を目指す医療です。北青山D.CLINICは、患者さんご自身の脂肪から取り出した間葉系幹細胞を院内の細胞培養加工施設(CPC)で培養し、2019年から15の疾患・病態に対して提供しています。このページでは、治療のしくみ・流れ・費用・実績と、医療機関を選ぶときに確かめてほしい6つのことをお伝えします。

このページで分かること

  • 再生医療と幹細胞治療のしくみ、法律上の位置づけ
  • 当院の自家脂肪由来間葉系幹細胞治療の流れ・適応疾患・費用
  • 7年間の実績(449名・2,212回)と安全性の数字
  • 医療機関を選ぶときに確かめてほしい6つのことと、当院の答え

1.再生医療とは何ですか

再生医療(細胞治療)とは、主として培養増殖した幹細胞を体内に移植することにより、機能的・器質的に障害された臓器や組織の改善や修復を目指す医療です。幹細胞には、自分と同じ細胞をつくる「自己複製能」と、別の種類の細胞に変わる「分化能」という2つの能力があります。私たちの体は約37兆個の細胞からなり、日々約200億個が入れ替わっています。その補充と修復を担うのが幹細胞です。なかでも脂肪由来の間葉系幹細胞は、局所麻酔下で低侵襲に採取でき、増殖能が高く、ご自身の細胞を用いるため倫理的な問題が少ないという特徴があります。

  • 自己複製能:自分と同じ能力を持つ細胞を分裂して作り出す能力
  • 分化能:別の種類の細胞(血管、神経、筋肉など)へと変化する能力

ただし、現在の理解では、間葉系幹細胞の主なはたらきは「分化して置き換わる」ことではなく、細胞が放出する成長因子・抗炎症性タンパク質・細胞外小胞などのシグナル(パラクライン作用)によって、炎症をしずめ、免疫のバランスを整え、組織が修復しやすい環境をつくる方向にはたらきかけることだと考えられています。壊れた部品を交換するのではなく、体の側の「立て直しを促す」治療です。効果を保証できる治療ではないことも、はっきり申し上げておきます。ホーミング(損傷部位に集まる現象)や分化は、作用の一部を担うものの補助的・限定的な寄与と位置づけています。パラクライン作用の詳しい説明と、よくある3つの誤解については、下記の解説ページをご覧ください。

2.再生医療には、どんな種類がありますか

再生医療の種類と法律上の扱い
種類 何を投与するか 法律上の扱い 当院での位置づけ
自家脂肪由来間葉系幹細胞治療ご自身の脂肪から分離・培養した幹細胞第二種(届出が必要)主軸
PRP(多血小板血漿)ご自身の血液から濃縮した血小板第三種(届出が必要)―
セクレトーム・培養上清液・エクソソーム細胞を培養した上澄み液(細胞は含まない)現在は法の対象外・未承認補完(他家由来)
他家細胞(臍帯・歯髄など)ドナー由来の細胞第二種または第一種―
多能性幹細胞(iPS細胞・ES細胞)体のあらゆる細胞になりうる細胞第一種―

多能性幹細胞(iPS細胞・ES細胞)は、あらゆる細胞に変化できる一方、現時点では発がんリスクの管理や倫理的課題が議論されています。組織幹細胞は特定の組織に存在する幹細胞で、iPS細胞等と比べ発がんリスクが極めて低いことが特徴です。なかでも脂肪組織由来の間葉系幹細胞は、①局所麻酔下での低侵襲な採取が可能で、②脂肪・骨・軟骨・筋への分化能を持ち、③増殖能が強く、増殖に伴う老化の影響や分化能の低下が少ないことから、当院をはじめ多くの臨床現場で採用されています。

幹細胞の種類 多能性幹細胞(iPS細胞・ES細胞)と組織幹細胞(間葉系幹細胞 他)

【図】幹細胞の種類 多能性幹細胞(iPS細胞・ES細胞)と組織幹細胞(間葉系幹細胞 他)
【出典】藤田医科大学 応用細胞再生医学講座

iPS細胞・ES細胞・組織幹細胞の動向(学術情報等)

近年の幹細胞生物学は急速な技術発展に伴い難治性疾患に対する再生医療の具現化が大きく期待されています。特にiPS細胞は、2006年に発表された論文第一報からこの10年前後で特に日本では臨床応用のための研究が盛んに実施されています。一方、ヒトの組織内にも生涯を通じて維持される組織幹細胞の再生修復機能において、大きなポテンシャルがあることがわかってきました。すなわち、組織幹細胞には、限定的ではあるものの多分化能を有し、免疫系の制御・血管新生・抗炎症作用・抗酸化作用・組織修復作用など様々な治療につながる機能を有していることが昨今非常に注目されています。組織幹細胞は、人為的な脱分化の必要がなく、自家移植が可能で、iPS細胞に見られる癌化のリスクがありません。ES細胞で時に問われる倫理面での問題もないため、国内外で盛んに研究され、臨床応用が開始されています。厚労省は、平成26年11月「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」及び「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」を施行し、再生医療等の安全性の確保に関する手続きや細胞培養加工の外部委託のルール等を定めて、以来その管理・監視に注力しています。学術情報

3.再生医療は、どのように提供が認められていますか

日本では、細胞を用いる医療は「再生医療等安全性確保法」により管理されています。医療機関は、疾患ごと・投与法ごとに「再生医療等提供計画」を作成し、国が認定した特定認定再生医療等委員会の審査を受けたうえで、厚生労働省(地方厚生局)に届け出なければ提供できません。届出済みの計画は厚生労働省のサイトで誰でも確認できます。

再生医療等安全性確保法によるリスク分類
区分 対象の例 当院での位置づけ
第一種iPS細胞、ES細胞、他家の幹細胞など―
第二種自家の幹細胞を培養して用いる治療自家脂肪由来間葉系幹細胞治療(届出23件・15疾患)
第三種PRP(多血小板血漿)など加工の少ないもの―
法の対象外セクレトーム・培養上清液・エクソソーム(細胞を含まない)補完的に提供(他家由来・未承認)。国が規制を議論中(議論の経緯)

当院は、第二種再生医療等提供計画23件(15の疾患・病態)を厚生労働省に届け出ています。審査は、2018年に当院が設立した北青山Dクリニック特定認定再生医療等委員会で行っています。

提供までの審査・受理プロセス

  1. 「第二種再生医療等提供計画」の策定
    医学的妥当性に基づいた詳細な治療プロトコルを作成します。
  2. 「特定認定再生医療等委員会」による審議・承認
    外部有識者を含む委員会にて、治療の妥当性、安全性、倫理性について審査を受けます。
  3. 厚生労働省への治療計画提出
    委員会で承認された計画を、管轄の厚生局を通じて厚生労働大臣に提出します。
  4. 厚生労働省による確認・受理
    計画が適正であると認められた場合、受理通知が発行されます。
  5. 再生医療等提供機関としての公開
    受理された計画は、厚生労働省の「再生医療等提供機関一覧」にて一般に公開されます。

4.自家脂肪由来間葉系幹細胞治療の特徴

患者さんご自身の脂肪組織から間葉系幹細胞を分離・培養し、ご本人に戻す治療です。自己由来のため拒絶反応がなく、腫瘍化のリスクが低いと考えられており、脂肪は採取が容易で倫理的な問題もありません。期待されるはたらきは、免疫系の制御、血管新生、抗炎症・抗酸化作用、組織修復作用、抗アポトーシス作用などです。

再生医療(幹細胞治療)で期待される作用の図

間葉系幹細胞に期待されるはたらき 間葉系幹細胞の作用・効果について

治療の限界

効果には個人差があり、すべての方に改善が得られるわけではありません。先端的な治療であり、安全性・有効性を保証できる十分なエビデンスは確立していません。投与した細胞の大部分は肺の毛細血管にとらえられ、数日で消失します(この現象の意味は「幹細胞治療はどう効くのか」で解説しています)。

また、医療財源の観点から、すべての治療計画が保険適用になることは容易ではありません。※重度の半月板損傷に対する幹細胞治療については保険承認が得られています。
▶「セイビスカス®注」承認 ─当院で膝の幹細胞治療を検討されている患者さんへ(院長ブログ)

治療の副作用・リスク

副作用として、脂肪採取部の内出血・疼痛・感染、投与時の発熱・血圧上昇・悪寒などが報告されています(頻度は「10.実績と安全性」をご覧ください)。

治療の各段階で想定されるリスク
段階 主なリスク
採血時穿刺部疼痛、皮下出血、神経障害
脂肪採取時疼痛、感染、皮下出血、硬結、色素沈着
培養時培養遅延、微生物汚染(コンタミネーション)
投与時注射部痛、灼熱感、発熱、血圧上昇、悪心、呼吸症状(血栓塞栓症)
治療後症状回復の遅延、治療効果の不足

因果関係は確認されていませんが、他施設で再生医療の治療後に肺塞栓症が発症した事例があります。当院では、医師の管理のもと、適切な点滴速度の選択、血中酸素飽和度(SpO₂)のモニタリング、予防的ヘパリン(5,000単位)の併用など、肺血栓塞栓症の診断・治療・予防に関するガイドラインに準拠した管理体制をとっています。

▶ 再生医療の光:保険診療を補完する再生医療(ショート動画)

▶ 再生医療の影:営利至上の医療機関台頭(ショート動画)

5.医療機関を選ぶときに、確かめてほしい6つのこと

幹細胞治療を提供する医療機関は、厚生労働省の集計で第二種提供計画2,463件(2026年6月30日現在)まで増えました。選ぶときに確かめてほしいことを6つに整理し、それぞれに当院の答えを添えます。どの医療機関にも、同じ質問をしてみてください。

確かめてほしい6つのことと、当院の答え
確かめてほしいこと 当院の答え 詳しく
① 細胞の「数」ではなく「質」の基準を示しているか 継代3〜5回以内・培養3〜4週間以内。投与細胞数5千万〜2億個(7年間の平均約1.15億個/回)で、数は保証しません。 ▶ 数ではなく質
② どの疾患で、どの範囲まで届け出ているか 第二種提供計画23件・15疾患。自院の特定認定再生医療等委員会で審査しています。 ▶ 適応疾患と受理番号
③ 細胞を、どこで・どう培養しているか 院内6階の第1CPC(施設番号FC3210045、2018年〜)と、隣接ビルの第2CPC(ARK WISE 細胞培養加工施設、施設番号FA3250001、2025年9月許可)。細胞培養加工士が常駐しています。 ▶ 細胞培養の流れ
④ 投与経路に選択肢があるか 点滴・局所(Cアーム誘導下を含む)・髄腔内・動脈カテーテルの4経路。経路別の実施回数を公開しています。 ▶ 投与経路の違い
⑤ 実績と安全性を数字で開示しているか 449名・2,212回・553.5人年、重篤有害事象0件。有害事象の内訳を表で公開しています。 ▶ 7年間の実績データ
⑥ 第三者の検証を受けているか 国際学術誌 Stem Cell Research & Therapy(Springer Nature/BMC発行)で第三者の査読を経て採択され、早期公開版(Article in Press)が公開されています。 ▶ 7年間の実績データ

▶ 北青山D.CLINICの再生医療まとめ(ショート動画)

6.治療の流れ/細胞培養の流れ

再生医療(幹細胞治療)の流れ
段階 内容 目安
① 初診・カウンセリング(血液検査) 診察・検査のうえ適応を判断し、治療内容・費用・リスクをご説明します。治療に進む際には血液検査で感染症などを評価します。カウンセリングはオンラインでの対応も可能です。 60分程度
② 脂肪採取・血清採血 局所麻酔下に腹部などから米粒2個ほどの脂肪組織と、即時培養に必要な血清も採取します。 脂肪採取15分/血清採取後の点滴45分(計1時間程度)
③ 細胞培養 院内CPCで間葉系幹細胞を分離・培養します。 3〜4週間
④ 投与 点滴・局所注射(Cアーム誘導下を含む)・髄腔内・動脈カテーテルのうち、適した経路で投与します。複数経路の併用も可能です。 1時間〜1時間半
⑤ 経過観察 投与後1・3・6・12か月に評価を行い、レジストリとして集計します。 12か月

再生医療(幹細胞治療)投与の流れ

再生医療(幹細胞治療)投与の流れ

細胞培養の流れ

採取した脂肪組織は、院内の細胞培養加工施設(CPC)に直接運ばれます。細胞培養加工士が、培養を始める段階で治療に不要な細胞を除去する処理を行い、安全キャビネット内で作業しながら3〜4週間かけて培養します。当院では、継代回数を3〜5回以内、培養期間を3〜4週間以内と定め、投与細胞数を「保証」する代わりに、この基準を守ることを優先しています。できあがった細胞は輸送を経ずにそのまま投与に用いるため、採取から分離まで、培養完了から投与までの時間が最短で済み、細胞への負担を抑えられます。

当院では、外部に培養施設を置かずにクリニック内6階に細胞培養加工施設(施設番号:FC3210045)を設置しています。さらに2025年9月には、当院のMS法人である株式会社アークワイズが「ARK WISE 細胞培養加工施設」(施設番号:FA3250001)の許可を取得しました。既存のCPCと併用することで、治療待機時間の短縮や設備冗長化など、より柔軟で安定した治療提供が可能となる体制を整備しています。

細胞培養加工士による細胞チェック

▲細胞培養加工士による細胞チェック

細胞培養加工施設(CPC)

▲細胞培養加工施設(CPC)

▶ 幹細胞治療:当院のこだわり1(院内CPC)(ショート動画)

品質の確認と凍結保管

培養法の妥当性確認を目的に、間葉系幹細胞に特有の陽性マーカー・陰性マーカーの発現を指標とした評価を行う体制を確保しています。培養した幹細胞は-196℃で保管し、追加投与の際に拡大培養して新鮮な状態で投与します。マーカー評価の考え方、継代回数と細胞の質の関係、保管のしくみについては、下記の解説ページをご覧ください。

▶ 幹細胞の品質へのこだわり(ショート動画)

7.投与経路

同じ細胞でも、投与経路が違えば体内での分布は大きく変わります。静脈から投与された間葉系幹細胞は、その多く(報告により約50〜80%)がまず肺の毛細血管に捕捉されます(肺の初回通過効果。この現象をどう捉えるべきかは「幹細胞治療はどう効くのか」で解説しています)。当院では、基本となる点滴(静脈内投与)に加え、関節内・皮膚・筋肉への局所投与(Cアーム/X線透視を用いた椎間板内・脊椎周囲への投与を含む)、脳脊髄液を介して脳・脊髄に届ける髄腔内投与、肺を迂回して標的臓器に届ける動脈カテーテル投与の4経路を用意し、疾患・治療の目標・安全性の要件に応じて選択します。

2019〜2025年の2,212回のうち、静脈投与を含む施術は約89%です。経路ごとの実施回数、それぞれの適応と注意点、経路を選ぶ考え方は、下記の解説ページにまとめています。

▶ 幹細胞投与ルート(点滴・局所注射・髄腔内・動脈カテーテル)(ショート動画)

▶ 幹細胞治療:当院のこだわり3(CPC・カテーテル投与・髄腔内投与)(ショート動画)

8.適応疾患と厚生労働省受理番号

北青山D.CLINICで実施する再生医療(幹細胞治療)は全て、国の設置基準を満たした「北青山Dクリニック特定認定再生医療等委員会」による審議を経て、厚生労働省の「第二種再生医療等提供計画」として受理された通知書のもとで行っております。適応は必ず診察のうえで判断します。 ▶再生医療(幹細胞治療)の適応疾患・対象となる症状について

厚生労働省受理済み 再生医療等提供計画一覧(全15疾患・23計画)
No. 適応疾患 対象となる主な疾患・病態 提供計画(投与方法)と厚生労働省受理番号
1 慢性疼痛
慢性疼痛
変形性膝関節症、腰椎症、頚椎症などの慢性疼痛
  • 経血管的投与PB3180117
  • 局所投与PB3180123
2 動脈硬化
動脈硬化症
脳梗塞、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症など
  • 経血管的投与PB3180121
  • 局所投与PB3180120
3 認知機能障害
認知機能障害
軽度認知機能障害、アルツハイマー病、レビー小体型認知症、血管性認知症など
  • 経血管的投与PB3180122
4 運動器障害
運動器障害
スポーツ外傷、加齢等による運動器障害
  • 経血管的投与PB3190119
  • 局所投与PB3190120
5 神経変性疾患
神経変性疾患
パーキンソン病、脊髄小脳変性症などの神経変性疾患
  • 髄腔内投与PB3190124
  • ―PB3190121
6 心不全
心不全
心不全
  • ―PB3190122
7 慢性肺疾患
慢性肺疾患
慢性閉塞性肺疾患、間質性肺疾患などの慢性肺疾患
  • ―PB3190123
8 慢性腎臓病
慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)
  • ―PB3190118
9 肝硬変
肝機能障害
肝硬変、肝線維症等の肝機能障害
  • ―PB3190117
10 炎症性腸疾患
炎症性腸疾患
潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患
  • 経血管的投与PB3210027
  • 局所投与PB3210040
11 加齢機能低下
加齢による機能低下
加齢による身体的生理的機能低下
  • 経血管的投与PB3210041
  • 局所投与PB3210043
12 糖尿病
糖尿病
糖尿病
  • ―PB3220039
13 不妊症
不妊症
不妊症
  • 経血管的投与PB3220034
  • 局所投与PB3220035
14 脱毛症
脱毛症
脱毛症(AGA等)
  • 経血管的投与PB3220038
  • 局所投与PB3220037
15 動脈瘤
動脈瘤
動脈瘤
  • ―PB3220036

※ 疾患ごとに、投与方法別の提供計画を届け出ています(合計23計画)。投与方法欄の「―」は、提供計画の名称に投与方法の限定がないものです。

▶ 再生医療治療対象(ショート動画)

9.費用

当院の再生医療(幹細胞治療)は公的医療保険が適用されない自由診療(全額自己負担)です。当院では患者さんの病態や目的に最適な投与アプローチをご提供するため、投与方法(点滴・局所注射・動脈カテーテル・髄腔内・Cアーム誘導下等)の変更や、複数の投与ルートを組み合わせた場合でも、追加費用は一切発生いたしません。

診察・検査費用

  • カウンセリング 5,000円(税込5,500円)
  • 血液検査 20,000円(税込22,000円)

治療費用の詳細一覧

区分 自家血清培地の場合 無血清培地の場合
脂肪採取+細胞培養+投与
(初回治療)
150万円(税込165万円) 200万円(税込220万円)
保管細胞投与
(保管細胞の解凍・再培養+投与)
75〜100万円(税込82.5〜110万円) 100〜150万円(税込110〜165万円)
投与ルート追加・変更費用 追加費用なし(0円)
※点滴・局所注射・動脈カテーテル・髄腔内・Cアーム誘導下の局所注射など、どの投与経路を選択・併用しても費用は同一です。
細胞長期保管費用 ※治療を継続中の方は保管料をいただきません。長期保管のみ希望される場合の費用です。 20万円(税込22万円)/年
  • 再生医療は再生医療等安全性確保法の下での実施が義務付けられ厚労省の管理下で行われていますが、自由診療のため各医療機関で治療費用が異なります。当院では、継続治療を希望される多くの方々のご要望に応えられるよう、細胞の長期保管環境を確保するなど実用面で配慮しております。
  • 当院では、幹細胞の分離・培養・増殖を行う細胞培養加工施設を医療機関内に2か所併設し、培養後の幹細胞を外部搬送にさらすことなく、適切なタイミングで迅速に投与できる体制を整えています。

▶ 治療の費用(詳細ページ)

10.実績と安全性

2019年4月から2025年12月までに、449名の患者さん(男性247名・女性202名、平均61.5歳、18〜92歳)に合計2,212回の治療を行いました(1人あたり平均4.9回)。累積追跡期間553.5人年で、重篤な有害事象は0件、血栓塞栓症・入院・治療関連死亡もありません。軽度の有害事象として発熱が5.3%、一過性の血圧上昇が14.0%の患者さんにみられましたが、いずれも介入なしに消失しました。

7年間の治療実績の要約(2019年4月〜2025年12月)
項目 数値
患者数449名(平均61.5歳、18〜92歳)
総投与回数2,212回(1人あたり平均4.9回)
累積追跡期間553.5人年(追跡率90.9%)
重篤な有害事象0件(血栓塞栓症・入院・治療関連死亡もなし)
軽度の有害事象発熱 5.3%/一過性の血圧上昇 14.0%(いずれも介入なしに消失)
投与細胞数1回あたり5千万〜2億個(平均約1.15億個)

※本ページの数値は、査読論文の対象期間(2019年4月〜2025年12月)の集計値です。院内レジストリの最新集計では、2026年1月31日時点で延べ2,268件となっています。最新の集計値と更新履歴は7年間の治療実績データに掲載しています。

初回治療後に追加投与を選択された方の割合は、たとえば慢性疼痛で90.7%、動脈硬化で88.9%です(2025年集計)。これは患者さんが治療の継続を選択した割合であり、効果を示す指標ではありません。疾患別の内訳は7年間の治療実績データに掲載しています。

この治療成績は単施設レジストリとして集計し、国際学術誌 Stem Cell Research & Therapy(Springer Nature/BMC発行、査読制・オープンアクセス)で第三者の査読を受け、採択・受理されています。現在、正式公開に先立ち早期公開版(Article in Press)を公開しています。対照群のない観察データであり、効果を証明するものではありません。
▶採択論文(早期公開版/doi:10.1186/s13287-026-05213-z)

▶ 再生医療7年間の治療実績(ショート動画):2026年最新データ

▶ 再生医療安全性についての検証(有害事象発生数)(ショート動画):2026年最新データ

定期報告

「再生医療等の安全性の確保等に関する法律(再生医療等安全性確保法)」に則り、年1回の定期報告を実施しています。実施状況(受診患者数)、安全性(疾病等の発生状況および経過)、有効性(科学的妥当性の評価)等の情報を適切に公表し、透明性の高い医療提供に努めています。

11.症例紹介(個別症例・疾患別症例解説)

当院で再生医療を行った症例を「症例一覧」として随時更新・公開しています。個々の症例の経過には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。費用・主なリスクと副作用等は、本ページ末尾の「本ページで扱う自由診療について(限定解除事項)」をご確認ください。

疾患別 症例解説

疾患別(慢性疼痛・動脈硬化・認知機能障害・加齢による機能低下に対する再生医療)に症例を解説したページもご覧ください。

▶再生医療|当院の再生医療への取り組み ─449名・2,212件のレジストリと、特定認定再生医療等委員会への定期報告から(院長ブログ)

12.治療担当医師

13.再生医療特定認定委員会

当院は2018年に、北青山Dクリニック特定認定再生医療等委員会を設立しました。東京大学 松田浩一教授をはじめ、院内外の専門家が参画し、提供計画の安全性・妥当性を審査しています。外部の委員会に審査を依頼するのではなく、審査体制そのものを自院に置いています。委員構成・審査履歴は委員会ページと厚生労働省のサイト(委員会番号 NA8170004)で公開しています。

▶北青山Dクリニック特定認定再生医療等委員会 審査履歴・定期報告(厚生労働省)

14.よくある質問

Q&A
Q. 再生医療は保険がききますか

A. 幹細胞治療・培養上清液は保険適用外の自由診療です。なお、重度の半月板損傷に対する一部の再生医療等製品など、承認済みの製品を用いる治療は保険適用となる場合があります。
Q. 幹細胞は何個投与されますか

A. 5千万〜2億個で、7年間の平均は約1.15億個/回です。継代3〜5回・培養3〜4週の基準を守った結果としての数であり、細胞数は保証していません。
▶ 詳しい解説は動画(YouTube)で
Q. どのくらいの間隔で、何回受けますか

A. 疾患と目標によります。当院では1人あたり平均4.9回、68.2%の方が3回以上受けています。診察でご相談ください。
▶ 詳しい解説は動画(YouTube)で
Q. 副作用はありますか

A. 脂肪採取部の内出血・疼痛・感染、投与時の発熱・血圧上昇・悪寒などがあります。髄腔内投与では一過性の腰痛・下肢痛が報告されています。2,212回の投与で重篤な有害事象は報告されていませんが、リスクがゼロという意味ではありません。
▶ 詳しい解説は動画(YouTube)で
Q. 他院との違いは何ですか

A. 上の「医療機関を選ぶときに、確かめてほしい6つのこと」への当院の答えをご覧ください。同じ質問を他の医療機関にもしていただき、ご自身で比べていただくことをお勧めします。

医療現場からの情報発信(北青山D.CLINIC公式YouTubeチャンネル ショート動画)では、再生医療についてのよくある質問に院長がお答えしています。▶ 公式YouTube再生リスト「医療現場からの情報発信【再生医療】」

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