サプリメント療法 suppliment

1.ドクターズサプリメントとは

「病気にならない健康な状態でいたい」 「いつまでも若々しく輝いていたい」 サプリメントはそのような願いを背景に普及してきたと言っても過言ではないでしょう。 そして、予防医療やアンチエイジングという言葉と重なり合いながら、その普及はとどまることを知りません。
その一方で、サプリメントの摂り過ぎや安易な使用による弊害も指摘されています。 特に日本では、サプリメントは法的には食品として定義されていることからその評価系が甘く、市場に出ているサプリメントの多くは均一かつ良質なものではありません。 また、もともとは厳格な管理を要する医薬品として取り扱われていたものの中には見直され、現在はサプリメントとして利用できるようになったものも実際には複数あるのです。
しかし、サプリメントは医師の管理下での処方は義務付けられていないので、時に常用薬との相互作用が問題になることもあります。また、最近の調査によれば、医師の3割以上はサプリメントを利用しているにも拘らず、患者さんのサプリメント使用状況を掌握している医師は極めて少ないことが指摘されています。 このような状況を考えあわせると、「医学的根拠を背景に設計されたサプリメントを医師のアドバイスのもとで利用することが望ましい」と言えるでしょう。
その意味で、当院では、オリジナルのドクターズサプリメントを開発・設計し、治療に活用しています。
「素晴らしい切れ味をもちながら、食品として安心・安全に摂取できる」そのようなサプリメントを当院では、「ドクターズサプリメント」と呼んでいます。 本来、栄養素は食材から摂った方がよいものですが、最近は食品の摂取のみでは必要な栄養素が十分確保できていないことが指摘されています。
予防医療の観点からは、五大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラル)の中で、特にビタミンとミネラルは食事だけでは十分確保できていません。 そして、これらの栄養素を摂取する際には、それぞれの必要量の確保と同時にそれらのバランスが非常に重要になります。そこで、是非、量、質、バランスの面で非常に優れたドクターズサプリメントをお試しいただきたいと思います。
また、目的によって必要なサプリメントの組み合わせも異なります。そこで、医師のアドバイスのもと、良質な原料から生産され、厳しい品質管理をくぐり抜けた、ドクターズサプリメントを摂ることで、理想的健康(オプティマルヘルス)を維持していただければ幸いです。 皆様が病気にならずにいつまでも健康で、若々しく輝かれることを願って止みません。

2.サプリメント療法に取り組む理由

予防医療には3つの段階があります。


一次予防 病気を作らない

二次予防 早期のレベルで発見する

三次予防 病気の進行を遅らせる


これらの中で特に “一次予防”は、運動や生活習慣の改善など、皆さん自身が日常生活の中で取り組めることがメインとなります。一次予防として、健康のために「日常的にサプリメントを飲む」という考え方が一般に普及していると思います。
広く一般的に根付いていた“サプリメント(栄養補給療法)”を、医療機関でも皆さんの生活改善と健康増進に貢献するための素材として活用するために、サプリメント療法をスタートしました。

3.コンセプト

エビデンスデータを背景に医師が設計した安全性や効果の点で配慮されたドクターズサプリメントを治療に活用する


市場には多くのサプリメントが溢れていますが玉石混交の状況です。品質が良くないもの、品質にバラつきのあるものも少なくありません。医療機関として提案するサプリメントには、最低限のエビデンスデータが求められるのと同時に、安全性、安定性のある良質な素材を使用する必要があります。


患者様から「(飲んでいる薬に合わせて)このサプリメントを飲んでいいんでしょうか?」という質問を受けることがしばしばあります。サプリメントと常用薬に相互作用のある場合があるので注意が必要です。


当院で使用するドクターズサプリメントのこだわり

  1. ・エビデンスデータを背景に医師が開発
  2. ・海外製品のように豊富な配合量と日本人向けの設計
  3. ・品質管理の徹底している国内の工場で生産
  4. ・不要な添加物の使用は極力避ける

4.サプリメント成分情報

よくあるサプリメント成分の情報をまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

乳酸菌

乳酸菌はさまざまな種類があります。例えば、フェカリス菌には、免疫力改善など働きがあることがわかっています。また、乳酸菌が作用するには、ビフィズス菌が必ず必要になるので、一緒に摂取することが好ましいです。
また、腸内フローラ(細菌叢)を活性化させるために必須なオリゴ糖、食物繊維などの摂取もおすすめです。

例えば、1兆個の乳酸菌をとるには、ヨーグルト(100ml)なら約100カップ必要です。普段の食事で、ヨーグルトや発酵食品を積極的に取っていたとしても、これだけの量を毎日とるのは難しいと思います。
ヨーグルトを食べているけど、違いがよくわからない、カロリーや糖分が気になる、乳製品が苦手、という方は、サプリメントを活用してみましょう。



マルチビタミン・ミネラル

マルチビタミン、ミネラルはいつまでも健康と若々しさを維持するために、何か一つサプリメントをとお考えの方に適しています。一般のサプリメントは最低限の成分量しか配合されていないものも多いですが、日々の不足をケアするだけでなく、積極的に成分を摂取できるものを選ぶと良いでしょう。

また、健康意識の高い方々の間で利用されている海外のサプリメントは、国内のサプリメントでは比較にならないほどの高配合が魅力とされています。しかし、海外の方向けに作られたサプリメントでは、日本人にとっては不要な成分が含まれていたり、不足しがちな成分が十分に補えないこともありますので注意が必要です。



ガングリオシド、イチョウ葉、フェルラ酸…

いずれも、知的健康の維持に人気の成分です。
ガングリオシドはシアル酸を1つ以上含むスフィンゴ糖脂質のことでミルクやさつまいもなどに含まれる成分のことです。イチョウ葉エキスには、ポリフェノールの一種であるフラボノイドやキンコライドなどが含まれています。フェルラ酸は植物の細胞壁などに含まれるポリフェノールの一種で、特にイネ科の植物に多く含まれます。
ガングリオシドやイチョウ葉エキスは、食事から十分な量を摂取することが難しいため、サプリメントを活用すると良いでしょう。



コエンザイムQ10

CoQ10(コエンザイムQ10)はエネルギー生産に必要な成分で、美容や健康意識の高い方に人気の成分です。通常、体内での産生、食事からの補給によって維持されていますが、40 歳前後から急速に減少します。
一般的に、還元型コエンザイムと酸化型コエンザイムがありますが、体内に吸収されるCoQ10は還元型で、酸化型CoQ10は一度還元型に変換する必要があるため還元型のほうが吸収率が高くなります。
コエンザイムを選ぶ際は、還元型を選ぶようにしましょう。



α-リポ酸

α-リポ酸はビタミンC、ビタミンE、CoQ10 がダメージを受けた際、その力を補うという特殊な能力をもちます。
レバー、にんじん、ほうれん草、ブロッコリー、トマトなどに含まれますが、食事から摂取できる量はごくわずかです。 体内でも生産することは出来ますが、体内で作られる量は、年齢とともに減少していきますので、サプリメントを活用するのもよいでしょう。



ビタミンD

ビタミンDはカルシウムと相性が良いだけでなく非常に多くの作用点を持っています。現代人の多くが不足していることが指摘されており、様々な健康効果の点で、近年、多くの研究者の間で注目が高まっております。
魚肉、肝臓、鶏卵、天日干しシイタケ、きのこ、海藻類などに含まれていますが、 効率的に摂取するにはサプリメントがおすすめです。



アミノ酸

食生活が偏りがちな方やスポーツを楽しむ方に特におすすめしたい栄養素がアミノ酸です。
ハードな運動をしている方だけではなく、外食が多いビジネスマンやOL、効率的に食事を取りにくくなったシニアの方にもおすすめです。
アミノ酸はヒトの体を構成するタンパク質の原料として有名です。さらに、体が健やかに働くために必要な酵素などもアミノ酸から作られています。また、分岐鎖アミノ酸(BCAA:バリン、ロイシン、イソロイシン)、アルギニン、グルタミンと運動のパフォーマンスの関連性も注目され、プロスポーツ選手もアミノ酸を積極的に取り入れています。



カルシウム・マグネシウム

カルシウムとマグネシウムは健康な体には必要不可欠なミネラルです。カルチシウムの吸収効率を高めるにはマグネシウムの併用が必須です。
カルシウム、マグネシウムは両方とも、特に40歳以上のシニアの女性には、現在の食生活では摂取不足が心配されている重要な栄養成分です。



鉄・ヘム鉄

鉄は私たちが生活をする上でのエネルギー産生に欠かせない成分です。鉄は欠乏しやすい栄養素といわれ、特に女性では多くの方で欠乏がみられます。特にダイエット中、妊娠中、成長期のお子様、激しいスポーツをする方は鉄の摂取量に注意が必要です。
鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄があります。ヘム鉄はレバー・赤身肉・魚介類などの動物性食品に含まれます。
非ヘム鉄は、野菜、海藻などの植物性食品に含まれます。ヘム鉄は、吸収が良く消化管への負担が少ないのが特徴です。



フコキサンチン

フコキサンチンは、褐色海藻(褐藻類)にわずか0.01~0.02%と微量にしか含まれていない希少な成分で、天然色素カロテノイドの仲間です。
フコキサンチンは近年、ヒトを対象にした試験でビューティーや健康維持の分野で女性が喜ぶ結果が発表されている注目の成分です。加熱や乾燥に弱く、乾燥昆布・ワカメにはほとんど含まれていないため、十分な成分量を摂取するにはサプリメントの使用が現実的です。



DHA・EPA

DHAやEPAはオメガ3脂肪酸の代表的な成分です。オメガ3脂肪酸は、鮭、青魚、大豆製品などに含まれていますが、 食生活の欧米化や、魚の摂取が減ったことなどから、不足している方が目立ちます。体内では合成出来ない必須脂肪酸で食事から毎日摂取する必要があります。



クルクミン

クルクミンはウコンに含まれる黄色の色素成分でポリフェノールの一種です。カレースパイスとして使われる香辛料、ターメリックの黄色はこのクルクミンによるもので、クルクミンは食品添加物(着色料)としても利用されています。
お酒を飲むときのサポートとしてウコンを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、ウコンサプリには不要な混在物も含まれていますのでクルクミンのみを摂取することがおすすめです。
クルクミンは加齢と共にあらわれる様々な不安に働きかける健康成分として注目されています。



グルコサミン・N-アセチルグルコサミン

グルコサミンはヒアルロン酸のもとになる大切な成分です。ヒアルロン酸は若いころは体内に十分にあるのですが年齢とともに減少します。積極的に摂取すべき素材です。
一般に、グルコサミンとN-アセチルグルコサミンがありますが、グルコサミンは一度N-アセチルグルコサミンに分解されて吸収されるため、N-アセチルグルコサミンのほうが効率が良く、吸収力は、グルコサミンの3倍にもなるといわれています。サプリメントを選ぶ場合は、N-アセチルグルコサミンがおすすめです。