先端医療への取り組み

苦痛や我慢がなるべく少ない医療、そして日々進化し続ける医療を追求します。

先端技術への考え方

医学の追究 そして医療をリードする。

医学が追求するのは生命の原理です。そして、それは宇宙原理の追求とも言えるでしょう。扱う領域は深遠ないしは無限です。また、理論上医学は解明し尽くせると考えられますが、実際のところ次々と発見される新たな医学的事実により、それまで正しいとされてきた事柄が塗り替えられることが延々と続いてきました。

未知なる領域の発見が尽きず、日々刷新が余儀なくされる医学、そして進化し続ける医学に基づいて日常的な医療は提供されます。医療も日々進化せざるを得ません。私たちは際限なき医学の追及を基礎に、進化を続ける医療の開拓をリードし続けたいと思います。

院長 阿保義久

研究と活動領域

取り組み内容

がん細胞は複数の遺伝子が突然変異することで発生します。遺伝子は生命現象を司る様々なタンパクの設計図であり、それをメッセンジャーRNAが解読して適宜必要なタンパクが合成されます。遺伝子の突然変異によりがん細胞に特異的に大量に発生したと考えられるCDC6タンパクをRNA干渉という特殊技術を用いて除去し、がん細胞の無限増殖を止め、その自殺誘導を図る治療-CDC6 RNAi療法(CDC6 RNAi 治療)を準備しています。この療法は、現在可能な遺伝子治療の中で最も期待できるものだと私たちは考えています。

診療への貢献

手術や化学療法などの標準治療で改善できない進行がんや難治がんに対して、従来の治療方法に比べ副作用がほとんどなく、生活の質(QOL)をできるだけ下げない「尊厳ある治療」としてCDC6 RNAi療法は位置付けられています。 スキルス胃がん、膵臓がん、ステージの進んだ大腸がん、乳がん、肺がんなどにおいても、症状や予後の改善が期待できる治療として日々進化し続けています。

関連する診療科目

取り組み内容

再生医療は、遺伝子治療と並んで「これからの医療を牽引していく可能性がある」と阿保院長が考えている医療技術です。再生能力のある自己由来幹細胞を用いて、組織や臓器の修復や再生を目指す治療です。患者さんご自身の脂肪を採取、当院併設のCPC(細胞培養室)で分離・培養した幹細胞を投与します。

診療への貢献

加齢に伴う身体的生理的機能低下、慢性疼痛、認知機能障害、動脈硬化症(心筋梗塞、脳卒中)、スポーツ外傷等による運動器障害、神経変性疾、心不全、慢性呼吸障害、慢性腎臓病、肝硬変、肝線維症などの肝機能障害、炎症性腸疾患など、従来の治療で十分管理しきれていない疾患に対して、症状の改善・緩和を目指します。注射による治療が主で、外来で実施できるため患者さんへの負担が小さく期待の大きい治療法です。

関連する診療科目

  • 再生医療
    • 加齢に伴う身体的生理的機能低下
    • 慢性疼痛
    • 認知機能障害
    • 動脈硬化症(心筋梗塞、脳卒中)
    • スポーツ外傷等による運動器障害
    • 神経変性疾患
    • 心不全
    • 慢性呼吸障害
    • 慢性腎臓病
    • 肝硬変、肝線維症などの肝機能障害
    • 炎症性腸疾患

取り組み内容

従来入院管理が必要とされていた規模の手術も、治療法や麻酔法を工夫することにより、日帰り(外来)で手術できます。 北青山Dクリニックでは複数の疾患に対して独自の手法により日帰りが可能な手術法を開拓してきました。体にかかる負担をできる限り少なくするよう配慮した手術と、覚醒が速く侵襲の小さい麻酔法を組み合わせることにより、安全で患者さんの満足度の大きい治療の提供に努めています。これにより、手術による患者さんの身体的負担、時間的負担をできるだけ軽くすることができる治療計画となっています。

診療への貢献

日帰り手術の導入は、様々な疾患に苦しみつつもその治療に必要な入院負担が大きいために治療を躊躇していた患者さんに大変評価されました。 下肢静脈瘤、椎間板ヘルニア、鼠径ヘルニアなど、従来入院が余儀なくされていた疾患が日帰りで治療を受けられます。特に、下肢静脈瘤や椎間板ヘルニアの手術はレーザーなどの先端医療の技術を用いるため傷跡を最小限(針孔のみ)にとどめ、手術後速やかに日常生活に復することができます。 また、内視鏡を用いた、早期胃がん、大腸がんの日帰り手術も可能です。

関連する診療科目

  • 日帰り手術
    • 下肢静脈瘤
    • 椎間板ヘルニア
    • レッグベイン
    • ハンドベイン
    • 鼠径ヘルニア
    • 乳腺腫瘍
    • その他の日帰り手術適応疾患

取り組み内容

胃がん、大腸がんは早期発見により、内視鏡検査の際に同時に治療が実施できます(低侵襲治療)。 また、がんの原因となる病態も内視鏡検査で発見できます。すなわち、内視鏡検査は、がん治療において大変重要で、皆様に広く享受していただきたい医療技術です。しかし、従来の内視鏡検査は痛みを伴い苦痛が余儀なくされたため、殆どの方は検査を受けることを躊躇するか忌避する傾向がありました。 私たちは、胃内視鏡検査や大腸内視鏡検査を皆さんにストレスなく受けていただけるように静脈麻酔を用いた苦しくない検査法を全例に実施しています。

診療への貢献

胃内視鏡検査及び大腸内視鏡検査は、病気を早期に発見する2次予防だけではなく、病気をつくらない1次予防の手法としても極めて有効です。 すなわち、早期胃がん、早期大腸がんを発見するだけでなく、胃がんの原因となるヘリコバクターピロリ菌感染の有無を確認し、大腸がんに変化し得る大腸ポリープを検査時に同時に切除するなど、がんの発生予防も実現することができます。 

関連する診療科目

取り組み内容

「人間ドック」は各医療機関でその内容や質が大きく異なります。また、日進月歩に進化する医療技術や医療機器をすべての医療機関が積極的にドックに応用しているわけでもありません。人間ドックには、ホスピタリティーも大切ですが、病気を予防・早期発見するために、検査の質すなわち検査精度の高さが最も重要です。 また、ストレスなく定期的に受診することも大切ですので検査のための時間的拘束を最小限にすべきことも重要だと考えています。 先端医療の各技術を駆使して、精度の高いドックをできるだけ迅速に、“様々なニーズに呼応する網羅的なドックメニューを”この二つを重視し、皆様に満足して頂けるよう心がけています。

診療への貢献

がん、心筋梗塞、脳梗塞など命にかかわる疾患の予防、早期発見を最も重視しています。 また、高齢化社会で大きく問題視される認知症予防や早期発見および増加の一途にある生活習慣病の管理も網羅できるようにドックメニューを構成しています。先端医療の技術である遺伝子検査、RNA検査やAIを駆使したドックメニューの導入も進めていきます。特に個人独自のドックプランを希望される方には、遺伝子検査によりご本人の病気のなりやすさを確認したうえでドックプランをカスタマイズするコースも設けています。

関連する診療科目

取り組み内容

心身ともに健康であるためには、病気にならないだけではなく、生き生きと若々しくあり続けることも大切です。 肉体的にも精神面でも理想的な健康(オプティマル ヘルス)を実現して、輝きある人生を体現していただけるよう、加齢に伴う生理機能の低下や外観上の変化を改善する医学的サポートを準備しています。 皆様が不調を感じることなく溌溂として生き生きと人生を謳歌する、それが私たちの願いです。

診療への貢献

加齢と共に枯渇するホルモンの適切な補充や、老化と共に体内の蓄積量が増えるフリーラジカル、活性酸素、そして有害重金属の除去などにより、生理機能や外観の改善を促します。 また、摂取が不足しがちな有効成分をサプリメントとして補うことで日常的な健康と病気の予防が期待できます。これらの内科的な手法に加えて、皮膚科・形成外科領域のレーザー、IPL、RF、HIFUなどを用いた外観上の改善を目指す治療も準備しています。 肉眼的な改善は、精神面の健康において極めて大切です。

関連する診療科目