医学的ダイエットプログラム

本ダイエットプログラムでは、科学的なエビデンスに基づき、内科、循環器科、消化器科の医師がバックアップの元、医薬品(医師による処方が必要です)を効果的に組み合わせることで、3ヶ月間で3kgから5kgの減量を目指します。
薬剤は、GLP-1内服薬とSGLT2阻害薬のいずれか、または併用をします。日本では2型糖尿病の治療薬として厚生労働省の認可を受けており、アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)やヨーロッパでは「抗肥満薬」として認可され、近年では肥満治療薬としても注目されてきている薬剤です。また、2薬の併用は、相加的な体重減少効果をもたらすのみならず、有害事象を発生させることなく、両剤の持つ問題点をお互いに解消し合い,かつ作用を増強させる研究結果が近年報告されています。激しい食事制限や極端な運動は不要、内臓脂肪の減少と 心臓・肝臓・腎臓などの臓器の保護作用が期待できます。
オプションとしてダイエット効果が期待されるサプリメント「フコキサンチン」も追加できます。

特徴

●医学的見地から設計されたダイエット治療
●激しい食事制限や極端な運動が不要
●内臓脂肪の減少と 心臓・肝臓・腎臓などの臓器の保護作用が期待できる
●内科、循環器科、消化器科の医師がバックアップ
●2薬の併用による相加的な体重減少効果

GLP-1受動態作用薬について

効能
食事をとると小腸から分泌され、インスリンの分泌を促進する働きをもつホルモンをインクレチンといいます。インクレチンの中でも、2型糖尿病に対する新たな治療薬として注目されるのがGLP-1です。 GLP-1受動態作用薬は、血糖値を下げるインスリンというホルモンの分泌を血糖値に応じて促進(インスリン分泌の調整)したり、胃腸の動きを緩徐に調整したり、食欲を抑制したりする効能が期待できます。自然に食欲が抑制され、脂肪分解と熱産生が亢進し、太りにくい体質になることを目指します。
●食欲低下による体重増加抑制
●胃の内容物の排泄をゆるやかにして空腹感を抑制
●脂肪分解・熱生産を促進

SGLT2阻害薬について

効能

近位尿細管でナトリウムとグルコースの再吸収を抑制することによって尿糖排泄を増加させ、血糖低下作用があります。
●尿糖排泄によるエネルギー喪失によって体重が減少

併用で相加的な体重減少を

2薬の併用は、相加的な体重減少効果をもたらすのみならず、有害事象を発生させることなく、両剤の持つ問題点をお互いに解消し合い,かつ作用を増強させる研究結果が近年報告(Lancet Diabetes & Endocrinology)されています。

① 食欲を抑え、脂肪を分解する作用のある GLP-1受容体作動薬
② 尿糖排泄によるエネルギー損失作用のある SGLT2阻害薬
>①が②による食欲増進,食事量増加を防ぐ
>②が①の血糖変動幅縮小作用を増強させる
>②が①のインスリン過剰分泌の増悪を回避させる

副作用
以下の副作用がある場合があります。
GLP-1受容体作動薬:悪心、下痢 、急性膵炎 、嘔吐 、腹痛 、食欲減退 、浮動性めまい 、味覚異常 、糖尿病網膜症など
SGLT2阻害薬:尿路感染、膀胱炎、外陰部腟カンジダ症、亀頭包皮炎、陰部のかゆみ、亀頭炎、めまい、便秘、かゆみ、頻尿、多尿、排尿困難、尿量増加、口渇など

適用外
以下に該当される方は本ダイエットプログラムにご参加頂けません。
・膵炎の既往がある方
・重度の胃腸障害をお持ちの方
・低血糖をおこす恐れがある以下の方
   ・脳下垂体機能不全または副腎機能不全
   ・栄養状態不良、飢餓状態
   ・激しい筋肉運動
   ・過度のアルコール摂取
・胃全摘手術をうけた方
・妊婦、授乳婦、妊娠を予定する方

サプリメント(フコキサンチン)の特徴

フコキサンチンは、抗肥満、抗糖尿、抗酸化、抗炎症などの機能があるという研究結果があり、学術誌や学会で近年注目されています。細胞内に過剰に蓄積された脂肪を燃焼し、肥満に対する効果が期待できます。昆布やひじきなどの褐色海藻に微量にしか含まれていない成分のため、サプリメントでの摂取が実用的です。

治療の流れ

  • 1 初診カウンセリング、各種検査を行い、治療を開始。
    ①減量目標、体質・食生活に合わせて治療計画を立てます。
    ②身体測定・血液検査・尿検査を実施します。
    ③治療希望の場合には、治療薬、サプリメントを処方します。
    (お薬の効果で食欲が抑えられ、空腹感が減少します。脂肪分解と熱産生を促進する作用で、内臓脂肪減少が期待できます。)
  • 2 定期的に身体測定・血液・尿検査
    安全にダイエットを行うため、当初3か月は月1回、血液・尿検査、診察の通院管理を行います。
  • 3 オンラインでの処方も可能
    3か月経過後、健康管理上問題がなければ、薬剤の処方のみ(オンライン可)も可能です。 その場合も、半年に1回の通院をお勧めします。
  • 費用

    1か月の費用例
    薬剤リベルサス(3mg)の場合 5,900円(税込6,490円) ~ 
    薬剤リベルサス(14mg)+薬剤ジャディアンス(25mg)の場合 37,173円(税込40,890円)

     <1ヶ月費用>薬剤のみ 
                                                                
    薬剤リベルサス(3mg) 薬剤リベルサス(7mg)薬剤リベルサス(14mg) 薬剤ジャディアンス(10mg) 薬剤ジャディアンス(25mg)
    5,900円
    (税込6,490円)
    14,800円
    (税込16,280)
    22,800円
    (税込25,080円)
    8,355円
    (税込9,190円)
    14,373円
    (税込15,810円)

    ※3か月までは通院管理のため、上記に検査管理料(血液尿検査)10,000円(税込11,000円)/月が追加になります。3か月以降、健康管理上問題がなければ、薬剤の購入のみ(オンラインでも可)も可能です。その場合も、3~6か月に1回の通院をお勧めします。
    ※オプションとしてサプリメント「フコキサンチン」1か月費用 9,473円(税込10,420円)の併用も可能です。