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新型コロナ感染症に関するQ&A

指定感染症分類見直しの弊害は? ワクチンは安全?

2021.01.15 北青山D.CLINIC 院長 阿保義久



コロナ禍を早期に収束させるためには、現行の指定感染症2類(実質的には1類)扱いを見直すべき。それにより、新型コロナ感染症を含めて疾病全体を医療機関が合理的に対応できる状態に戻れる。そして、過剰防衛と萎縮に過ぎる世の中の空気感を正常化させることに繋がる。2020年夏以降は、以上の視点で、考察と提言を重ねてきた。

この度、2021年1月4日に公表した 「新型コロナ感染流行は日本にとって本当に緊急事態なのか」の論考に対して、
① 指定感染症の見直し(2類→5類)をして本当に大丈夫? 
② ワクチンはうつべき?

などの質問がありましたので、早速お答えします。



質問1 指定感染症の変更(2類→5類)をして医療体制や患者管理は大丈夫?
いつも情報ありがとうございます。その上、お忙しいところ、大変心苦しいのですが、ご教示いただきたいと思っていることがあります。 今回のご提言の半分は「日本人に対して病原性が本当に強い感染症が今後不意に入ってくることがあったら」という危惧なのだろう、とは拝察いたしましたし、それは目下の状況以上にシビアな問題だと、私も思っています(本当に数年後かもしれないですものね)が、さしあたって直面している今の状況について、以下の点についてお教えくださいますか?

指定感染症2類の見直しについて、ですが、これがもしも5類に見直されたら(例えば、今現在のような状況下で)・・・

1. 現在、東京等ではコロナ重症者用の病床はおそらく間違いなく逼迫しているようですが(by種々の報道)、5類に見直されたら、その点も解消されるのでしょうか?民間病院の、今はコロナ対応となっていないICU等の病床が、コロナ重症者を受け入れるようになる(受け入れざるを得なくなる)という理解でよいでしょうか?あるいは、そのために、臨床医等も(今は有していない)「必要十分な情報・知識」を有することが必要で、その上で、ということでしょうか?

2. 5類に見直されたら、例えばごく軽症の患者は普通に社会生活を送ることになるかもしれないと思われます(コロナに感染していると分かっている人も分かっていない人も、インフル患者並みに?)。もちろん今でも「風邪ひいたなあ」と思っているだけのコロナ軽症患者はその辺にもいるのかもしれませんが、しかし、保健所の疫学調査も行われなくなると、そういった人たちも相当に増え、その人たちから感染がますます広がり、するとやはり重症者も増え・・・というようになるのではないか、と感じるのですが、この点はどのように考えればよいでしょう?インフルエンザやその他の感染症で重症となる(or死亡する)人の数よりは多くはないだろうから、俯瞰的に見るとそれもやむなし、という理解でよいでしょうか?それとも、現在の疫学調査も所詮「氷山の一角」なのだから、結局今と状況はそんなには変わらないだろう、ということでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
回答1 医療インフラを増やせる。日本の臨床医の力と民度レベルを信じたい。
先に断りますが長いです。
まず、指定感染症としていることで、厚労省をバックとした行政筋は、医療機関、患者に対する強制力を講ずる措置の追加や削除を政令によって自由に指定できます。また、医療機関、患者に対する強制力もあり、講ずる措置の追加や削除を政令によって自由に指定できることから、行政側が相当大きな支配力をもちます(利権が背後にある場合は猶更その支配力を失いたくないという力学が働くでしょう)。行政のリーダーシップが医学的見地、社会的見地双方から妥当でかつ感染拡大の管理が厳重にできているのであれば何も問題ありませんが、その辺がまずは甚だ疑問です。また、現在の感染症法では指定感染症にしていることで積極的疫学調査の対象になり、接触者がPCR陽性であれば社会活動制限を受けるという不都合もあります。PCRも過度の陽性者を出す設定になっている可能性がありバランスの取れた状況とは言えません。

また、現状では2類(実質的には1類)の扱いになっていますが、それにより医療現場が受けている制限は、無症状患者でも政令による医療管理が義務付けられ、かつ厳重な感染隔離、感染防護を講じる必要があり(過度な人的かつ物資的負担が余儀なくされる)、濃厚接触者扱いとなった者は就業制限を受ける(現場で機能するスタッフの枯渇につながる)ことが挙げられます。さらに、指定医療機関での対応が義務付けられるので、そもそも医療キャパシティーが制限を受けます(例えば東京のICU病床は1000床以上ありますが、現在コロナ病床として準備されているのは200床前後のはずです)。

当初新型コロナ感染症が未知の状況だったころ、SARSや鳥インフルエンザと同等の2類扱いとしたのは止むを得ないでしょうが、現時点でウイルスの特性や臨床的振る舞いが相当にわかってきたので、別添の感染症の分類の票から判断すると、5類相当にするのがバランスが取れていると思います。新型コロナの病原性が季節性インフルエンザと同等というわけではないですが、扱いとして5類が妥当ということです。無論、より厳しめの管理をすることにより、感染拡大を抑える効果は高まりますが、それにより被る医療機関や社会の負担、犠牲、損失などから適切なかじ取りをする必要があるでしょう。
以上を前提として質問に答えます。

1. 5類扱いにすることで指定医療機関でのみの対応が解除されることになりますから少なくとも医療インフラのキャパシティーは大幅に増大します。先般の意見書冒頭で触れたとおり、例年、肺炎による死者数は10万人以上に及びます。寒冷期には救急現場も心血管疾患などの急変対応にも激増します。死因別死者総数を見る限り、コロナの急変対応をカバーする医療マンパワー、医療インフラは十分あるはずです(日本の臨床医達を信じたいです)。ただ、これまでのメディア報道(院内感染でコロナ患者が発生しただけで目の敵にするような)や政府の対応コメントなどから、各医療機関・医療スタッフも風評被害などに対してなど、過度の萎縮から通常の診療をスムーズに行いにくいリスクはあります。それを解消するために、行政リーダーや医師会リーダーなどのエール、鼓舞メッセージは必要不可欠でしょう。

2. 5類にするということは、コロナ感染を軽視するということではありません。過剰防衛に伴うマイナス面を解除し、社会活動を適性化する、と言うことが目的です。5類だから無神経に大はしゃぎするヒトもいるかもしれませんが、殆どの日本人の民度はそこまで低くないと信じたいです。 保健所も不当な業務量の増大とその不必要さを感じ昨年12月には指定感染症を外し5類へ格下げすることを厚労省に嘆願しています。疫学調査(クラスター対策)が流行当初から拡大していた感染状況に対して機能していたとは思えません。
回答になっているでしょうか?また、何か疑念点があればお声がけください。

新型コロナ対策の詳細

(参照)下記の指定感染症・感染症分類に関しては、厚生労働省サイトを参照しております。表が読みにくい場合は、こちらを参照下さい。

■制限・規定は指定時から段階的に追加されている
■現状は1類感染症よりも厳しい(項目が多い)規定となっている

質問2 5類に変更してインフル扱いになると治療費・宿泊費が出なくなる?
気になっていることを書きます。5類に変更になると、インフルと同様の対応で、治療費や、ホテルでの宿泊費が国からは出なくなると言うのです。また、日本と同様の先進国でインフルと同様な対応にしている国がないそうです。状況は欧米の国とは違うと思いますが、ワクチンも使えてないのに、先陣をきって5類にはできないのではないか、という疑問です。情報が錯綜していて、判断がつかなくなっています。首脳も、180度違う意見を言われてフリーズしているように見えます。
回答2 必要のない医療負担を公費で賄うことが問題。
そもそも治療が必要のない人の入院費やホテル宿泊費まで公費負担とすることに意味があるかという議論があります。インフルエンザほど感染者数は増大していませんが、推定では数百万人以上の検査陽性者は存在するとされていますので、医療介入の判断および実施を通常の保険医療に戻すのが自然ではないでしょうか。

また、主要諸国と日本の感染症分類は画一的ではありませんし、そもそも振る舞いが欧米とアジアであまりにも異なります。これがウイルスの毒性に主として起因するならば、昨年2-3月に米国と同様の感染拡大を来していておかしくないはずです。やはり宿主であるヒトの違いが大きいのだと推察します。地域差、ヒトの差による現象の違いを冷静に見極めて落ち着いて対応するのが良いのではないでしょうか。

寒冷期にはウイルスの活動性は増え、ヒトの免疫は下がりますので、現在の感染者数、重症者数の拡大も、冷静に見極めたいところです。

個人的にはよほど不安な方、ハイリスクの方、高齢で体力に自信のない方などを除けば、日本では積極的に今回のコロナ対応ワクチンを接種する必要はないのではと考えています。リスク/ベネフィットの観点で。むしろアビガンの使用許可やコロナ対応医療機関への物資や経済面での支援など、現場の医療スタッフが気持ちよく戦える環境を整えてほしいところです。
回答になっているでしょうか?また、何か疑念点があればお声がけください。
質問3 コロナワクチンのリスクは? 接種すべき?
心配なのは、ぼくはファイザー社のワクチンです。

コロナの遺伝子をヒトの体内に入れるということですね。そんなことをして大丈夫なのでしょうか。
ヒトの遺伝子は全部読めたから大丈夫ということのようですが、実際にやってみなければわからないわけですし。それにしては治験の期間が短すぎませんか。
インフルエンザワクチンが効かないということが常識のようになってきたので、コロナということではないのでしょうか。
コロナを治す薬よりも、コロナにかからない(とされる)ワクチンが、またたくまに何種類もできたということは、マーケットが広いからではないでしょうか。
mRNAの登場の前に、コロナでもう一度脅かされているのが昨今のような気がします。

回答3 ワクチン接種においてはリスクとベネフィットのバランスが大切。
おっしゃる通りコロナワクチンを拙速に使用するのは相応のリスクを伴うと思います。

このワクチンは基本的に遺伝子構造的にコロナに対応するmRNAやDNAを導入して体内で抗原性のあるスパイクタンパクを合成させ、それに対する免疫応答を惹起することを狙ったもので、製造が速いというメリットはありますが、ヒトにこのようなものを投与するのは今回が初めてなので、安全性確認・リスク評価が十分できていません。

健常人に投与するわけですから、接種した遺伝子がヒト遺伝子に誤って組み込まれるリスクがないのかなどを含めて慎重に吟味する必要があると思います。

欧米のようにコロナによる犠牲者が甚大な国は、リスクを取ってその接種を推奨するという動きは理解できるものの、日本においては積極果敢に接種を進める必要はないと判断しています。すなわちリスクベネフィットのバランスが悪いと思います。

我々医療従事者の接種が強制されることはないと思いますが、優先接種を促されても、個人的にはしばらく様子を見たいと考えています。

インフルエンザワクチンもご指摘通り万能ではありません。発症を抑えるというより重症化抑止が目的にそもそも設計されており、流行を予測したインフルエンザ株が外れることも多々ありますので。

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