がんの早期発見(診療内容と費用)

がん早期発見のための検査

がんは今やcommon disease(ありふれた疾患、誰でもかかりうる類の病気)です。日本人の二人に1人は生涯を通じてがんに罹患すると言われています。現代社会においては誰でもがんに罹る可能性はあるのです。それだからこそ、私たちはたとえがんが発見されたとしても、がんに人生を惑わされずに、そしてがんを克服するための治療法として遺伝子治療に注目しその提供と開拓に努めています。遺伝子治療はがん克服の上で大変期待できる治療法ですが、残念ながら完全無欠のがん対処法とは言えません。がんに対峙する上で最も大切なポイントは、「がんに罹らない」ことであり、発病したとしても「いかに早くがんを発見して根治させるか」ということ。

当院では、がん対策を堅固なものにするために、複数のドックプランと予防的治療のスキームを準備しています。
例えば、

  • 全身を網羅的にスクリーニングして、がんや血管病など命に関わる疾患の早期発見を意図した各種「総合ドック」
  • 苦しくない内視鏡検査やエコー検査を駆使して、胃・食道・十二指腸・大腸・肝臓・肝臓・膵臓・胆のう・脾臓を「消化器がんドック」
  • 先端医療技術EUSを駆使して、発見が難しく進行が早い難治がんの代表、膵臓がんの早期発見に特化した「膵臓がんドック」
  • 目に見えないレベルのがんの発見を目指した「リキッドバイオプシー」

などを用意しております。

検査は経験豊富な専門医が担当し、検査内容及び診断精度ともに高水準を保つことに心がけ、病気が発見された場合には、当院ないしは関連医療施設での治療環境を手配いたします。中でも、リキッドバイオプシーは一般の内視鏡検査や画像検査(PET、CT、MRI)では捉えられない超早期の段階「前がん状態」で病変を発見することを目指し、がんの発生リスクが大きい、がんの発生の可能性がある、と判断された場合には、その対策の一つとして「遺伝子治療」などを予防医療(予防的治療)として提供することも可能です。

ドック・検査

総合ドック

がん、動脈硬化、生活習慣病、疾患リスクなど、全身をスクリーニングするドックです。

名称 詳細 胃カメラ 大腸カメラ
総合ドック がんをはじめ、心筋梗塞、脳梗塞などの予防・早期発見を意図した全身スクリーニングドック。 -
プレミアム総合ドック 総合ドックに、全腫瘍マーカーを加えたドック。 -
プラチナ総合ドック プレミアム総合ドックに、消化器がんドック(胃・大腸内視鏡)を加えたドック。

消化器がんドック

胃・大腸・食道・十二指腸・肝臓・胆のう・脾臓に発生するがんをスクリーニングします。

名称 詳細 胃カメラ 大腸カメラ
消化器がんドック 上部と下部の内視鏡検査を同日に実施して、消化器がん全般のスクリーニングを行います。検査を受ける時間が中々取れないので短時間で検査を受けたいという方におすすめです。内視鏡検査時に切除可能な早期がん、ポリープの切除も行います。
膵臓がんドック 膵臓がんは、発見するのが難しく、進行速度が極めて速い、最も難治度の高いがんで、一般的なドックや検査では早期発見できないことが殆どです。先端医療技術EUS(超音波内視鏡)検査を駆使することで膵臓がんの早期発見が可能となり、膵臓がん根治を可能とするドックです。 <動画解説「すい臓がんドック」>
(EUS)
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内視鏡検査 消化管内視鏡検査を定期的に受けることで、根治できるレベルでがんを早期発見することが可能となります。当院では開院以来、日帰り手術に応用している麻酔法を導入し、苦痛を感じないよう配慮した胃カメラ・大腸カメラ検査を実施しています。

個別がんドック

各部位に特化した検査を行います。

名称 詳細
脳ドック 脳動脈瘤、脳梗塞などの脳血管疾患や脳腫瘍をスクリーニングします。脳の萎縮度の評価も可能です。
乳腺ドック
(乳がん検診)
女性が最も多く罹患するがんが乳がんです。自覚症状が無い段階で検査を受けることが早期発見そして根治につながります。

リキッドバイオプシー

リキッドバイオプシーは、血液・尿・唾液など体液中の微量なバイオマーカー(DNA/RNA/アミノ酸他)を解析して、がんの発現リスクや早期の発症状況の掌握を目指した検査です。内視鏡や針により腫瘍組織を採取する従来の生検(biopsy)に比べて「患者さんへの負担が小さい。(採血や尿検査等のみ)」「病変のゲノム情報を俯瞰的にリアルタイムに掌握できる」という強みをもちます。

動画解説「がん化を極めて早期に発見するリキッドバイオプシー検査」

検査名 詳細 検査方式
体質遺伝子
(SNP)検査
唾液中から、ゲノム情報として生まれつき備わっている個々の遺伝子(SNP:一塩基多型)350か所を確認して、がん・動脈硬化・認知症などの91項目の疾患や体質・薬剤応答を調べます。 一度の検査でがん以外の主要疾患(がん、認知症、動脈硬化など)を網羅的に検査でき、先天的になりやすい体質かどうかを調べます。日本人向けの遺伝子検査として開発された検査です。 唾液
食道・咽頭部がん
リスク遺伝子(SNP)検査
アルコール分解酵素の遺伝⼦多型と問診票による食道がん・頭頚部がんのリスク検査です。 血液由来のDNAをリアルタイムPCRにてSNPs(一塩基多型)解析を行い飲酒による発がんリスクを判定します。また、問診票にて「生活習慣(飲酒歴、喫煙歴、食習慣)」を点数化して、「飲酒タイプ」と合わせて食道がん・頭頚部がんの発症リスクを判定いたします。 血液
消化器がん
(胃、大腸、膵臓、胆道)
RNA検査
消化器がんの発生に関与するメッセンジャーRNA(mRNA)のプロファイルを精査するマイクロアレイ検査により、胃、大腸、膵臓、胆道のがんを早期に発見することを目指します。リスク高の方は、無痛の内視鏡検査などで確認が可能です。 血液
乳がん
RNA検査
女性のがん罹患数の1位は乳がんです。がんが体内に発生した時に血液中に出現するマイクロRNA(miRNA)の変動を検査し、乳がんの超早期発見を目指します。 血液
卵巣がん
RNA検査
卵巣がんは初期症状がほとんどなく、早期発見が困難ながんのひとつです。尿中のマイクロRNA(miRNA)の変動を検査し、卵巣がんの超早期発見を目指します。 尿
がんリスク
遺伝子(DNA/RNA)
検査
がん関連遺伝子の過剰発生や変異を調べ、がんが発生しやすい状況になっていないかを確認します。がん発生のリスク値も評価できます。 血液

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