80代男性 治療をせず放置して重症化した例varixlaser

その男性は、2014年に奥様と一緒に来院されました。

当時、奥様は下肢静脈瘤の治療を希望されていて、
早速レーザー治療を実施し、順調に経過しました。

ご主人も、下肢静脈瘤の症状があったものの、治療が面倒に感じて放置してしまいました。
その後、症状はみるみる悪化し、今回痛みと痒みに我慢できなくなって受診されました。

写真のように下肢静脈瘤の重症例で、早速、血管内レーザー焼灼術(1470nm ラディアル2リング)を施行しました。

※治療の特徴・リスク・費用はこちら

「2年前に家内と一緒に治療をしておけば良かった。」
と男性は振り返ります。

長年放置して重症化してしまい、
焦って治療に踏み切る多くの患者さん方は、
「もっと早く治療を受ければ良かった・・・。」
と、口をそろえて話されます。

下肢静脈瘤は外来治療が可能です。
レーザーや高周波の治療は体に負担が少なく日常生活を犠牲にしなくて済みます。
下肢静脈瘤に病む方は、悩まずに早めに治療を受けることをお勧めします。

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◆治療のリスク・費用◆
潰瘍を伴う重症な静脈瘤の治療

(特徴・リスク)
血管内照射術後に肉眼的な症状の回復には数か月~1年程度要します。
潰瘍の治療のために手術後の定期的な通院が必要です。

(治療費用)
保険適用レーザー
総額で25,000円(1割負担)~80,000円(3割負担)/片脚。

自費レーザーなど
総額が250,000~350,000円(税別)/片脚。

監修医師

院長名 阿保 義久 (あぼ よしひさ)
経歴

1993年 東京大学医学部医学科 卒
1993年 東京大学医学部附属病院第一外科勤務

虎ノ門病院麻酔科勤務
1994年 三楽病院外科勤務
1997年 東京大学医学部腫瘍外科・血管外科勤務

2000年 北青山Dクリニック開設

所属学会 日本外科学会
日本血管外科学会
日本消化器外科学会
日本脈管学会
日本大腸肛門外科学会
日本抗加齢学会