当該核酸化合物を用いた治療の臨床成果(抜粋)
目次
1.実績
療総数: | 3730件 |
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治療対象: | 再発癌 進行癌 ほぼ全例ステージⅣ |
特記事項: | ・ステージⅣや再発例でも根治緩解例あり ・当該治療による重篤な有害事象皆無 ・主たる副作用:一過性 発熱(38℃前後)/生理変動内の血圧低下 ・治療後患者の看病、世話に当たり付き添うた家族、知人らに感染症発症等の有害事象発生の報告 皆無 |
2.スキルス胃癌症例の生存曲線 (累積)
2015年当初は化学療法を最終段階まで実施した後、有効な治療法がない段階で本治療を開始する症例のみであったが、2024年においては化学療法開始間もなく本治療を併用する症例が増え、当該核酸化合物の投与量が増量され治療成績が大幅に改善した。標準治療のみで治療に当たった症例に比べて、核酸化合物を付与した症例の生存期間中央値は顕著に改善している(標準治療のみ/約12~18カ月 本治療併用/30.8か月)。
◆スキルス胃がん CDC6RNAi治療 生存曲線
3. 膵臓癌に対する治療成績
ステージⅣの膵臓癌に対して核酸化合物投与量の増量により症状改善度が改善した。
◆膵臓がん 遺伝子製剤増量により治療成績改善
4. 標準治療でコントロールできず遺伝子治療のみで寛解に至った例 (抜粋)
① 60代女性:
悪性組織球症で、手術、再発、再手術、再発、放射線治療、化学療法、再発を繰り返し、治療を断念していた。当該核酸化合物の局所注射及び経静脈投与にて、局所の病変のみではなく、肝転移、肺転移も消失。消失後5年以上経過しているが再発はない。
② 40代女性:
乳癌術後、肺転移にて、ホルモン療法及び化学療法を実施したが症状改善せず。
当該核酸化合物の静脈投与にて肺転移消失。しばらく治療を休止していたところ、腋窩リンパ節転移発生。当該核酸化合物を経動脈カテーテルを用いて送達し、再発リンパ節は消失した。その後、10年以上再発を認めていない。
③ 70代女性:
胸腺癌、胸腔内転移、腹腔内転移にて化学療法実施。胸腔内の転移巣は縮退したが、化学療法の副作用が激しく、治療の継続を断念。病状再燃し、当該核酸化合物の局所注射及び静脈投与開始。転移巣の縮小傾向が3年間持続した。その後、当該治療を休止したところ再燃増悪。