症例・治療事例CASE

再生医療

【再生医療】症例(9)50代男性 腰痛(慢性疼痛)に多するCアーム投与

2025.12.20

ご相談内容 2025/1/16 カウンセリング
主訴は腰痛と睡眠困難。
腰椎椎間板症の診断、他院で椎間板ラジオ波焼灼術を受けたが治療前より痛みが増強したので、
脊髄刺激療法、神経根ブロック、硬膜外ブロックなど様々な治療を受けても無効。
バス・電車・飛行機など揺れる乗り物には乗れず、睡眠時に仰臥位がとれずなかなか眠れない。
幹細胞を椎間板に打ってほしい。
治療方針 慢性疼痛の改善目的で自家由来間葉系幹細胞を点滴及び椎間注射にて投与する。
治療経過 ① 2025/5/8 ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)初回投与
細胞投与数 / 7,200万個
投与法: 経静脈(点滴) + 椎間板腔投与
治療後明かな合併症はなし。
第1回治療後徐々に改善していたが、トレーニングで腰痛再燃した。ただし、内服の痛み止めは減っているので治療効果はあると思う。

② 2025/8/21 ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)2回目投与
細胞投与数 /  8,800万個
投与法: 経静脈(点滴) + 椎間板腔投与

③ 2025/11/11 ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)3回目投与
2回目の治療後1か月は痛みが辛かったが、疼痛軽減傾向あり。
細胞投与数 /  9,950万個
投与法: 経静脈(点滴) + 椎間板腔投与
治療状況 椎間板ラジオ波焼灼術後、ペインクリニックでも治療を受けたが痛みが改善せず、不眠にも悩まれていました。
変性が顕著な L4/5椎間板腔に、Cアームを使用しX線透視下で幹細胞の直接投与を行いました。
3回の治療でほぼ疼痛が消退し、4回目以降も継続投与の予定です。
治療期間 2025年5月~11月の6か月間で3回投与。その後も継続予定。
費用 初回の脂肪採取+投与 165万円(税込)
※再脂肪採取/細胞培養/投与の費用等は別途になります。
※上記費用は治療当時の費用規定に則った概算です。
現時点の費用規定はこちらをご確認下さい。
治療のリスク ・採血時:穿刺部疼痛、皮下出血、神経障害
・脂肪採取時:疼痛、感染、皮下出血、硬結、色素沈着
・培養時:培養遅延、汚染
・投与時:注射部痛、灼熱感、発熱、悪心、呼吸症状(血栓症)
・治療後:症状回復遅延、治療効果不足
※但し、適切に治療を遂行すれば、重篤な有害事象が生じるリスクは極めて低いと言えます。

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