症例・治療事例CASE

再生医療

【再生医療】70代女性 慢性疼痛(両膝関節痛)に対する症例 63

2021.09.11

治療前

治療前

治療後

治療後
ご相談内容 両膝が痛くて、階段の上り下りができない。数年前から他院で治療しているが、症状は良くならず、悪化している。
診断結果 両膝痛で階段の昇降も困難ということで、慢性疼痛に対する再生医療の提供を提案しました。
治療内容 ① 7月 脂肪採取脂肪組織採取/血清用採血 ⇒即日、院内細胞培養室にて幹細胞培養。24日後に第1回目の投与となりました。
② 8月 初回投与
ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)投与初回 
総投与数 / 1億2900万個
投与法:経静脈的(点滴)および 局所注射
③ 9月 経過観察
「まだ痛みはあるが、坂道や階段の移動、走ることが問題なくなった。2回目の投与を希望している。」
④ 10月 2回目投与 
ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)投与 
総投与数 / 1億5200万個
投与法:経静脈的(点滴)および 局所注射
「階段を降りる際の痛みはなくなった。疼痛は50%くらい改善したように思う。」
⑤ 11月 ③ADMSC投与
ADMSC(自己脂肪由来間葉系幹細胞)投与 
総投与数 / 1億4200万個
投与法:経静脈的(点滴)および 局所注射
「階段を降りる際の痛みはなくなった。疼痛は80%くらい改善したように思う。」
⑥ 12月 経過観察時、疼痛は80%ほど軽減し、階段昇降ストレスなく可能になったとのことでした。
「現在症状は80%くらい改善している。たまに痛いときはある。 再生医療を3回実施した後、非常に良くなった。今は小走りもできる。ゴルフの飛距離も伸びた。投与当日には腫れたが、翌日には治まった。再生医療をして本当に良かった。」
【簡易疼痛評価】 疼痛を管理する評価シートを記入していただいたところ、「日常生活の全般的活動、歩行能力、通常の仕事(家事含む)、睡眠、気分・情緒、対人関係、生活を楽しむこと」など全項目が支障ないと回答。痛みに対する破局的思考の程度、不安・抑うつ評価も0でした。疼痛生活障害評価では、「掃除機掛けや庭仕事などの家の雑用」には少々困難を感じるものの、「ゆっくり走る、腰を曲げて床のものを拾う」「買い物に行く」「階段を上る・降りる」「友人を訪れる」「バスや電車に乗る」「レストランや喫茶店に行く」「重いものを持って運ぶ」「料理をする、食器洗いをする」「腰を曲げたり伸ばしたりする」「手を伸ばして棚の上から重いものを取る」「体を洗ったり、拭いたりする」「便座に座る、便座から立ち上がる」「ベッドに入る、ベッドから出る」「車のドアを開けたり閉めたりする」「じっと立っている」「平らな地面の上をあるく」「趣味の活動を行う」「先発する」などの19項目に全く困難(苦痛)はないと回答されています。
⑦ 1月 経過観察時、「膝の状態はだいぶ良いが、関節面ではなく内側の筋あたりが痛くなることがある。必要があれば4回目も希望する。」とのこと。膝関節面だけでなく、周囲の靱帯にも注射可能であるとお伝えしました。
⑧ 2月 「痛みが出ることもある。暖めると楽になる。筋力をつけるようにしたい。」経過を見て必要があればと、追加治療を希望されています。
術後の経過や現在の様子 それまで悪化していた両膝疼痛が、初回投与してから2ヶ月経過で、50%ほど痛みが軽減。2回目を投与して1ヶ月後には80%ほど痛みが軽減し、今は階段の昇降もストレスなく可能になっています。走る、ゴルフなどのスポーツも可能になり、精神的にも明るくなったとのことです。
治療期間 7月~11月の5か月間で合計3回の投与。
費用 治療総額:2回投与で150万円(税別)3回目投与は1回50万円(税別)
治療のリスク ・採血時:穿刺部疼痛、皮下出血、神経障害

・脂肪採取時:疼痛、感染、皮下出血、硬結、色素沈着

・培養時:培養遅延、汚染

・投与時:注射部痛、灼熱感、発熱、悪心、呼吸症状(血栓症)

・治療後:症状回復遅延、治療効果不足

※但し、適切な治療を遂行すれば重篤な有害事象が生じるリスクは
一般的な医療行為に比較して極めて低いと言えます。

同じ治療科目の他の症例を見る