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がん遺伝子治療

【動画解説】「尊厳あるがん治療 CDC6RNAi」③

遺伝子治療(全6話中第3話)

2020年7月15日開催の院長のオンライン講演会から『尊厳あるがん治療 ③遺伝子治療』(全6話中第3話)の内容をご紹介します。遺伝子治療を理解して頂くために、遺伝子とはそもそも何? そのはたらきは? などの基本的な点にも触れています。遺伝子治療は「遺伝情報からタンパク質を作る」セントラルドグマの中のシステムに作用する治療であり、in Vivoの治療(体内に遺伝子を直接作用させる治療) と Ex Vivoの治療(体外で遺伝子導入した細胞を体内に届ける治療)に大別されます。例えば、白血病などの血液がんに著効するCAR-T細胞療法はEx Vivoに分類され、最近では標準治療に一部導入されています。当院で提供している CDC6 RNAi治療は「血液のがん」のみならず「固形がん(肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、膵臓がん、前立腺がん、卵巣がんなど)」にも効果が期待できるin Vivo の治療です。

【動画情報】

テーマ:「尊厳あるがん治療」③遺伝子治療(全6話中第3話)
時間:5分25秒(第3話)
公開日:2020年7月15日
講演者:北青山D.CLINIC  院長 阿保義久(医師)


 


【このテーマの動画(全6話)】

第1話 ①日本のがんの現状
第2話 ②これからのがん治療 期待と課題
第3話 ③遺伝子治療とは(このページ)
第4話 ④尊厳あるがん治療・CDC6 RNAi 治療
相5話 ⑤CDC6 RNAi 治療経過
第6話 ⑥CDC6 RNAi 治療実績・展望

【全文】

はじめに


遺伝子治療というのは、そもそもどういうものかということに関して、お話をさせて頂ければと思います。遺伝子治療とひとことで言っても、まず遺伝子というのはどういうことかというところを確認しないと、なかなかその説明の内容がご理解いただけないかもしれないので、生物化学の基本ということになるかと思うんですけれども、遺伝子治療に対しての基本的なところを最初ちょっとお話しさせて頂ければと思います。

遺伝子治療とは


そもそも遺伝子っていうのがなんなのか。皆様もよく「遺伝子」と耳にすると思うんですけれども、医療界での「遺伝子」というのは、そもそも生命現象の根幹にある「タンパクを作る設計図」という言い方もできますね。ですから、それを治す遺伝子治療というのは、生命現象の根幹遺伝子の異常を修正する、昔行われていた狭い味での遺伝子治療というのは、一つの遺伝子の異常をもとに発症する遺伝病に対しての正常な遺伝子を補うという、そういう「遺伝子を補う」という治療です。そこから発展して、最近では様々な遺伝子を治療薬として導入して治療効果を促すもの、これが広い意味での遺伝子治療。誤解していただきたくないのは、遺伝子治療とひとことで言っても、それは遺伝子自体を治療するのではなくて、遺伝子を用いて治療する方法ということです。これに対して、遺伝子を直接改変する、最近注目されているクリスパー・キャスナイン(CRISPR-Cas9)などによるゲノム編集というのは、まさに遺伝子を触る技術で、それはまた次のステップの技術です。今医療で行われている遺伝子治療というのは遺伝子を利用して病変の元となる遺伝子異常を治す治療、そういう定義になります。


遺伝子とは


遺伝子というのは細胞の中に核があり、その中に染色体があるんですね。その染色体の中にDNAが折りたたまれている。これは皆さんご存知だと思うんですね。DNAの中にA、G、C、T という核酸塩基、アデニン、グアニン、シトシン、チミンというものがあって、そのDNAによって構成された60億の対があるんですけどその対の中に遺伝子という領域が、2万個ぐらいあるんですね。


遺伝子とは 図解


ですから、ある一定の領域が遺伝子、それが2万個分あるとそういう形になります。それを今、図で説明すると、人の細胞の中に核があって、その殻の中に染色体があって、染色体の中にこういう折りたたまれたDNAの二重らせん構造があって、その中の文字列の一つの組み合わせの意味を持つ遺伝子というのが、2万個ほど人の身体にはあるとそういうことになります。


遺伝子とタンパク質


繰り返しなりますけれども、遺伝子は生体現象に必須の各種タンパク質の合成に必要なアミノ酸というタンパクの原料ですね。その配列を示す設計ですから、必要なたんぱくをどのようなアミノ酸を集めて作ればいいのかということの設計図が書かれています。その遺伝子の情報、遺伝子に書かれた設計図の情報を読み取るのがmRNA、messenger RNAです。その情報を基にtRNA、transfer RNAいうのが、必要な原料のアミノ酸を 運んできます。それで初めて目的となるたんぱく質が合成されます。それをちょっと専門用語で、転写とか翻訳という風に呼んでいます。


遺伝子情報からたんぱく質を作る:セントラルドグマ


DNAの情報をmessenger RNAが転写によって読み取って、それをtransfer RNAなどが必要な原材料のアミノ酸を運んできて、タンパクを作る。「遺伝情報からタンパク質を作る」この流れのことを一般的にセントラルドグマという風に呼んでいます。


遺伝子治療 in Vivo VS Ex Vivo


ちょっと話が飛びますが、その遺伝子治療というのはこのセントラルドグマの中の一つのシステムを触る治療なんですけれども、遺伝子治療も今、実は2つに大きく分けられています。
この in Vivo というのは身体の中という意味です。Ex Vivo というのは身体の外という意味です。遺伝子製剤を直接体の中に入れてしまうという治療、これは in Vivo 。一方で、Ex Vivoは、体外で遺伝子操作を行う治療です。先ほど説明したCAR-T細胞療法は、細胞を外に取り出して、その外に取り出した細胞の中に遺伝子操作を加えて、それを中に戻すという、免疫細胞に遺伝操作を外で加えたものを体の中に入れるという治療です。CAR-T細胞免疫療法で使われている遺伝子の技術などのような体外で遺伝子操作を行う治療が今はまだ主流です。


発売が見込まれる遺伝子治療など


我々がこれからお話しする技術というのは、これからのin Vivo、体の中に直接遺伝製剤を投与する、そういう治療法になります。
ちょっと短い時間でしたが、遺伝子に関するお話と、これから我々が取組む遺伝子治療に対する概説をこのカテゴリではお話しさせていただきました。3つめのカテゴリはこれで終わりになります。


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